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就職事例紹介

40代男性(精神障がい)の就職事例

 
 
 

自分で自分を新しく発見する日々


精神障がいの方の就職事例
大手警備会社に就職(事務職)
通所期間1年6ヶ月
40代男性(精神障がい)の就職事例

ココルポートでの日々は、自分にしっかり向き合うことによって自分で自分を新しく発見する日々でした。

就職を希望するにあたって、私は就労にブランクがあることから、就労移行支援サービスを利用したうえで就職したいと考えていました。そのような思いからネット上を検索していたところ、たまたまココルポートを見つけました。他にもいくつか就労移行支援事業の会社が出てきて少し迷いましたので、ココルポートを含め3カ所くらい見て回ることにしました。その中で、ココルポートが一番、事業所の中が落ち着いていて雰囲気がよく、プログラムも豊富で充実していました。そして、Officeスタッフの方がわからないことを一から丁寧に教えてくれたので、ここならやっていけそうかなと思い、ココルポートに決めました。

通所は週2日で半日ずつくらいから始め、最後は週5日の終日まで増やしていきました。通い始めの頃は緊張していましたが少しずつ慣れ、「今日は行きたくないな」と思う日はほとんどありませんでした。というのも、私は全然パソコンができない状態で通所し始めたのですが、初めてでも学びやすいパソコンのプログラムが充実していて、それが面白くてOfficeに通えたのです。わからないところはその場でOfficeスタッフと一緒に解決できるし、そのうち、自分でどんどんパソコンの知識を広げていきました。自分のできることが増えていくのを感じられるので、通所は楽しかったです。今はパソコンで打ち込みの仕事をすることもあり、パソコンができるようになって本当によかったと思っています。

でも、そうしたパソコンのスキル以上に自分の変化を感じたのは、やはり、自己分析をするようになったことだと思います。自分を見つめ直すことができるようになったのが、私にとっては一番大きかったです。それまでは自己分析をしたこともないし、やり方も知りませんでした。客観的に自分を見つめるということがなかったのです。でも、スタッフの方々が色々な資料を作ってくれて、それを基に自分という人間を自分で分析してみました。そしてそれを他のスタッフとも共有して、更に理解を深めていきました。自己分析をしてみると、自分はこういう感じ方をするのか、こういう傾向があるのか、こんなこともできるんだ、と、それまで気づかなかった新しい発見がありました。自分にしっかりと向き合い理解するのは、とても大事なことだとわかりました。

心から“いいな”と思う会社に出会い、採用された!

就職活動は通所開始から1年後くらいから始めたのですが、その時、自己分析がとても役に立ちました。最初は応募書類に何をどう書いていいのかわからず、すごく難しかったのですが、スタッフに何度も添削してもらいながら、自己分析した内容や訓練で学んだことなどを活用して作成することができました。面接はOfficeの模擬面接で何回も練習しましたが、私のようにブランクがある人は特に、初めてではないから大丈夫と油断せず、練習しておいた方がいいと思います。しばらく忘れていた独特の雰囲気を、少しでも感覚として思い出し慣れておいた方が絶対にいいです。あとはOfficeスタッフに作ってもらった企業研究用の資料がすごく役に立ちました。その資料を基にポイントを絞って調べ、効率よく比較したりすることができたと思います。そうして就職活動を続けていく中で何社かはダメだったのですが、たまたまハローワークのホームページを見ていて、現在勤めている会社を偶然見つけました。ホームページの内容から自分の価値観に合いそうな感じがしたので、受けてみようと思いました。その時それに気付けたのは自己分析していたおかげだったかもしれないと思います。そして、まずは会社見学を申込み、資料をもらい会社の説明を聞きに行きました。部長と副部長も直接説明に来てくださり、「ここまできちんとやってくれる会社っていいなぁ」と、ますます就職したいと思いました。実際の面接時は、私1人に対して4人も面接官がいてすっかり緊張してしまい、入室して挨拶後、促される前に席のほうに行ってしまったりしました(笑)。でも、模擬面接での練習効果と、自己分析で自分について整理できていたおかげで、面接官の質問にしっかり答えられ、合格することができました。本当にいいなと思う会社に採用されて、すごく嬉しかったです。

自分のやってきたことが、目に見えて積み上がっていく嬉しさ

現在任せていただいている仕事は、まず朝出社したら、2人1組で全フロアの共用部の消毒から始めます。消毒しながら、放置物品がないかなど併せて館内の見回りもします。その後、その時々で様々な事務処理をしますが、主に契約書や請求書、作業報告書などの整理や、郵便物の受付などをします。パソコンでの仕事は、全国の支社から書類が送られてくるのでそれを仕分けたり、メールのやり取りなどです。働き始めは会社の雰囲気に圧倒され緊張しましたが、周りの人が一緒にやりながら教えてくれて、半年くらいで慣れました。最初は時短勤務から始めましたが、2022年1月から月~金曜のフルタイムになりました。座席の鍵の管理も2人1組でしていて、人事異動があった時など作業が煩雑になりますが、「1つ1つの業務を全部紙に書き出して、終わったら消していきながら進めると漏れがないよ」と、ペアの上長から具体的にアドバイスをいただき、そうやって工夫しながら仕事をしています。少し疲れる時もありますが、こうした細かな管理の仕事は好きで、自分に向いているかなと思っています。会社からの指示もあれもこれも一度に沢山というのではないですし、1つ1つの仕事を着実に行っていくように自分でも意識していますので、その都度しっかりメモを取り、部長から「書いたほうがいいぞ」と勧めていただいた日報ノートに、毎日その日行った仕事の記録もしています。もう3冊目になりますが、本当にやってよかったです。自分のやってきたことがここに溜まって積み上がっていくのが目に見えてわかり、ページが増えるごとに嬉しい気持ちになります。

ココルポートでの訓練で今役立っていると感じるのは、パソコンのプログラム、あとは模擬就労プログラムです。検品やデータ入力の作業を、チームに分かれて誰がどこをやるか担当を決めたり、時間内に完了するように協力し合う訓練は、実際の職場と同じ感じになるため、何度もやって慣れておいてよかったなと思います。時にはチームリーダー役もやり、指示出ししたりもしました。

会社のサポートにより安心して働ける だからこそ、私も精一杯貢献したい

そうした実践的な訓練以外で私にとって大きかったのは、やはり自己分析です。振り返れば、ココルポートでの訓練の日々は、自分自身を新しく発見する日々でした。それまで自分自身を見つめるということはなかったので、自己分析して初めて、自分は何が好きとか苦手とか、どうすれば混乱しないでいられるか、客観的に見て整理することができました。だから、もし障がいがあるけれど就職したいという人がそばにいたら、「ココルポートは自分を知るのに良いと思うから、一度試してみたら」と勧めたいです。今は契約社員として働いていますが、これからもっと体力的にも精神的にも自信をつけて、正社員になれるよう目指しています。正社員になったら、きっとそこでまた気持ちが違うと思うのです。自分の業務の幅を、一気には無理でも少しずつでも広げていきたいです。会社も、1つずつ積み上げていく私の特徴を理解し、仕事の指示もそれに合わせてくれていて、そういうサポートは本当にありがたく、安心して働けます。だからこそ、私も私なりに精一杯貢献したい。でも気持ちが焦って混乱してしまわないように、自分のやること、やらなくてはいけないことを常に紙に書き出し、それを見ながら1つずつ潰していく。地道に一歩ずつ着実に、を守るようにしています。

自己分析によって自分を知ったうえで、企業研究や就職活動をするのが大事

パソコンに限らず、ココルポートはプログラムが充実しているので、色々なプログラムに参加してみて、自分にはどういったものが合っているのか探してみるのがいいのではと思います。更に自己分析をして、自分がどういう価値観を持っていて、どういうふうにしたら困らない状態でいられるか、そういうことを知った上で企業研究したり就職活動すると、全く自分に合わない方向に行ってしまう事態にはならないと思います。最初は企業研究と言っても、何をしたらいいのか、どこを見たらいいのか、皆わからないと思います。でもココルポートには企業研究用の資料もありますし、Officeスタッフも手伝ってくれます。そのおかげで私も「この会社は自分に合うかもしれない」と気づけたし、それがなかったら今勤めている会社に出会えていなかったかもしれない。そう思うと、ココルポートで訓練してよかったなと思うのです。



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