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就職事例紹介

20代女性(発達障がい)の就職事例

 
 
 

今では職場で誰にでも話しかけています


発達障がいの方の就職事例
精密機器製造販売会社に就職(事務職)
通所期間1年6ヶ月
20代女性(発達障がい)の就職事例

Officeスタッフに声掛けする練習から始めた私が、今では職場で誰にでも話しかけています。

ココルポートのことは最初病院の紹介で知りました。その頃の私は、自分のやりたいことは何か、どんな仕事がしたいのか、いまひとつよくわからずにいました。就職活動するといっても、一人では不安でどう進めていったらいいか知識もなかったので、お世話になっていた病院に相談したのです。すると、就労移行支援というサービスがあり、「ココルポートが良いのでは」と教えてもらいました。もし病院でその名前が出なければ、おそらくココルポートとは出会えていなかったと思うので、本当に相談してよかったです。ココルポートのことを教えてもらったあと、初めて武蔵小杉Officeを訪れた時は緊張しました。周りの方々はみんな自分より年上だし、なかなか自分から声を掛ける事ができなかったのです。けれど家からも近いし、スタッフの方々も優しく丁寧だったので、ここに通ってみようと思いました。それから、私は部活でダンス部に所属していたくらいダンスが好きなのですが、ココルポートの余暇プログラムにダンスがあり、そこにも惹かれました。そのため、余暇プログラムでダンスをする日はいつも楽しみな時間になりました。通所は週2~3日からスタートしたのですが、最初の頃は一番年下ということもあって何かと遠慮しがちでした。でも、スタッフの方々が根気よく優しく話しかけて下さり、少しずつ慣れていくことができました。そして気づくと毎日Officeに通うようになっていたのです。

発信練習カードの使用が減るにつれ、遠慮がちな自分も変わっていった

最初に目標にしたのは、「まずはスタッフに声を掛けてみよう」ということでした。何か伝えたい時、質問したい時、“自分から”スタッフに声を掛けるという訓練です。言葉が書かれた数枚のカードを使って発信(※注)するところから始め、少しずつ、色々な人に向けて言葉が出るようになっていきました。今では職場の誰にでも話しかけることができています。あの時頑張って訓練してよかったです。カードに頼る場面が減るにつれて、少しずつ、周りに遠慮してしまうところも変わっていった気がします。
※注:当時の支援スタッフからの提案により、“もやっとカード”という名称で1枚に1言ずつ、「もやっとします」、「何て言ったら良いか分かりません」などのメッセージが書かれたカードを作成。それを活用して発信の練習を行った。

就職活動は、通いだして1年半頃から始めました。何を書くのが正解なのかわからず、履歴書作成はとても難しいと感じました。大変でしたが、スタッフに何度も添削してもらい完成させました。次は面接の練習です。これまで学校などで相手の顔や眉間を見ながら話しなさいと教わったので、自分ではそれを実行しているつもりだったのですが、どうやら私は集中し過ぎてしまうようで、いつも「面接官の目を見過ぎて怖い」と言われていました(笑)。そこで、少し目線を外しながら自己紹介する練習もしました。

スピードよりも正確さで会社に貢献したい私を、Officeスタッフはよく見てわかってくれていた

私は他の方に比べ作業のスピードが遅いのですが、その代わり、間違えず正確に作業する事を心掛けていました。そんな私を見てくれていたスタッフが、現在勤めている会社のことを教えてくれました。この会社ではスピードよりも正確さを重視していると聞き、「自分に合っているのでは?挑戦しよう!」と思いました。それまでは、会社での仕事とはどんな感じなのか、雰囲気はどうか、など知りたくて他の会社で実習や見学をしていました。そんな中で、やはり自分のペースや性格に合っている所で働きたいと思っていたので、この会社に採用が決まった時はとても嬉しかったです。会社を教えてくれたそのスタッフが私のことをよく理解してくれていたおかげで、私にとって働きやすい会社に出会えたのだと思います。実際に職場はその通りでしたし、今も正確さを大切に働いています。もちろん、それまでに色々な会社を見学していたことも決して無駄ではなかったです。就労の練習にもなるだけでなく、こういう感じで仕事するのだなと自分の心の余裕にもなりました。就職後の緊張も少し減らせたように思います。そして何より、「自分の性格に合う会社を見つけ、そこに就職したい」という思いが強くなりました。色々な会社を見学してきたことは全てやってよかったなと思っています。様々な会社を見たこととOfficeスタッフとの繋がり、その両方がプラスに働き、現在の会社の採用に繋がったのだと思います。

入社したらまた自分が最年少で、再び緊張しました。でも、今度は自分から話しかける訓練を積んでいましたから、仕事でわからないことがあれば、ちゃんと自分から質問できました。チームメンバーや上司も優しく、何かあれば必ず相談しています。仕事は、会社ではお客様から頂いた個人情報をデータ化して管理しているのですが、私はその内容に間違いがないか、最新の情報になっているかチェックをしています。その他に沢山の商品をアウトレットに送る仕分け業務もしているのですが、いつも同じことをすれば良い訳ではなく、その都度イレギュラーなリクエストに対応しながらの作業となります。店舗から集まってくる商品を1つ1つ検品したり、シールを張り直したり、商品に過不足があればそれを見つけ連絡しなければいけません。細かな違いに気付く正確さが要求されます。月~金曜までほぼフルタイムで細かい仕事をするので大変ですが、私1人ではなくチームで行っていますし、相談もできます。私はチームリーダーを務めているのですが、6人のメンバーに作業の指示を出したり、仕事の進み具合もチェックしています。入社して2年半が経過しましたが、リーダーとしてもっとしっかりしなくてはと思っています。

会社ではパソコンを使用する仕事も多いのですが、通所中にパソコンのプログラムに参加して慣れていたおかげで、就職後、パソコン業務を早く覚えられたなと感じます。他に役に立っている、今の仕事に活かされているなと思うのは模擬就労です。特にパソコンを使った模擬就労は、あまりそういう経験をしたことがなかった私にとって最初は難しいプログラムでしたので、武蔵小杉Officeで何度も参加しておいてよかったです。チームに分かれ協力しながら作業するのは、実際の会社での仕事と同じです。どう分担したら時間内に終わるか話し合ったり、遅れているところを助けに入ったり、本物の仕事に直結していると思います。もし就職を目指しているけれど、障がいがあるのでどうしたらいいか困っているという人がいたら、私が病院から教えてもらったように「ココルポートが良いのでは」とおすすめしたいですね。

たとえミスをしても、繰り返さないために自分は何ができるかを考えることが、ミスしたことよりも大事

私もそうですが、全部のことを完璧にはできないし、たまにミスしてしまうこともあります。けれど仮にミスしたとしても、次に同じミスをしないためにはどうすればいいかを考えたらいいのだと思います。落ち込むことは落ち込むけれど、落ち込んで終わり、ではなく、ミスを繰り返さないために自分は何をするのか、何ができるのかを考えることが、ミスしたことよりも大事なのだと思います。そして、ずっと落ち込まないためのセルフケアを備えておくのが良いのかなと思います。急に自分の中のエラーが起きて失敗してしまうことがあり、そういう時は誰もが落ち込むと思うけれど、それで終わってしまったらまたミスしてしまう。次に何ができるかを考え、それでやってみて、もしまたダメだったら、もっと良い方法がないかまた考える。その繰り返ししかないと思っています。考えてもいい考えが出ない時もあるけれど、そういう時こそ自分から話し掛け、周りの仲間に相談しながら、少しずつ自分のペースで成長していけたらいいなと、私は思っています。



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