30代男性(精神障がい)の就職後のストーリー | 障がい者就労移行支援のCocorport
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就職後のストーリー

30代男性(精神障がい)の就職後のストーリー

 
 
 

ココルポートで持てた自己肯定感


精神障がいの方の就職後のストーリー
就職後約3年経過後のインタビュー
損害保険会社 事務職
30代男性(精神障がい)の就職後のストーリー

初めてココルポートに来た時の、「絶対ここがいいな」という直感を信じてよかった

きっかけは、通っているメンタルクリニックから紹介された事でした。初めて来た時、スタッフが丁寧で全く緊張しなかった事を覚えています。他の就労移行支援事業所も見学に行きましたし、その1日だけでは他のスタッフやプログラムなど詳しい事まではわからなかったのに、「絶対ここ(ココルポート)がいいな」という直感がありました。

その直感は当たり、通い始めたらすごく楽しかった。スタッフはもちろん、一緒に訓練するトレイニ―さんも、外部からの講師の方々も皆良い人達で、通所にもすぐ慣れる事ができました。自分は本当に人に救われたと思います。プログラムも楽しくて、ココルポートに入って3日目の模擬就労で「自分がチームリーダーをやります」と、張り切って立候補していました。スタッフにビックリされましたが、快く任せてもらえました。その後の模擬就労も結構自分がチームリーダーをさせてもらい、周りの人が協力してくれて嬉しかったです。あの時やってよかったな、経験してよかったなと思います。

ココルポートで訓練中の自分は、今思うと恥ずかしくなるくらい元気に張り切っていて、もちろんプログラムは真剣にやっていましたが、毎日ギャグを言って周りとふざけたりしていました。スタッフの皆さんが自分のそんなところを否定せず、見守っていてくれたと思います。当時一緒だったトレイニ―さんがギャグの事を覚えていて、会うといまだにその事を言われます。これもココルポートでの楽しい思い出です。

就職活動もそんな張り切ったままでしたので、実習中に会社で行っていた朝のひとことでは、「自分は吃音があるけれど、そのぶん今日もハートで頑張ります!」と自分の胸をたたいて挨拶したりしていました。 10倍という高い倍率にもかかわらず採用が決まったのは、その挨拶のおかげかもと思います。

そんな調子でしたので、就活が大変だったという記憶は余りないのですが、記憶をさかのぼって年月を思い出したり、志望動機を書く履歴書・職務経歴書の作成には、やはり苦労しました。でも、スタッフが何度も何度も添削をして手伝ってくれましたし、大変だったけれど自分は楽しかった。スタッフと話し合いを重ねながら、自分の書類を磨いていくのが面白かったのです。ココルポートにいる時間自体が楽しかったから、就活も嫌になってしまう事なく楽しめたのだと思います。面接の練習もしました。でも、スタッフとあんなに何回も練習したのに、本番では吃音で全然話せなかったから、これは絶対不採用だと思いました。実習中の「ハートで頑張ります! 」が余程印象に残ったのではないかと思います。実習で元気に張り切る自分を出せたのは、ココルポートで自分をありのまま出せていたから。スタッフの皆さんが否定しないで見守っていてくれたからだと思います。

周りの人に救われながら自立へ

今、事務サポートチームという部署に所属しています。メインの業務は同じビル内の各部署に書類や荷物を届ける事。正確に、紛失しないよう注意が必要ですし、重いガラス品や精密機器を運ぶ事もあるので、壊さないよう神経を遣います。出勤は月曜から金曜まで週5日、9時~5時で働いています。今は新型コロナ感染対策で週に2日程在宅が入りますが、自分としては出勤していた方が調子が良く、楽しいです。モノを丁寧に扱い、安定するように積んで運ぶ仕事は就労当初から褒められていますが、自分でもこの仕事が合っていると思うし、チームリーダーからも向いていると言われます。上司やサポーターの方、チームメンバーの皆も仕事に関わる職員さんも、皆良い人達で、だからとても楽しく仕事をさせてもらっています。本当に周りの人って大事だなと思います。

そんな自分ですが、今でこそほとんどありませんが、働き始めの頃は毎日サポーターやチームリーダーから呼び出され、注意やアドバイスをもらっていました。当時はもっと短気で、仕事でイライラすると、つい「ムカつく」などと言っていたのです。でも、3年近く経った今、自分は変わったなと感じます。部長にも言葉遣いや上手な言い回しを教わりました。今はムカつくとは言わず「気分を損ねました」と言うようになりましたし、以前ほど感情的にならないようになりました。これこそ自立そのものだと自分は思うのです。

画像はイメージです。

働くうえで役に立っていること

ココルポートで訓練して、今役立っている事は沢山あります。まずはパソコン講座。ココルポートに入るまでパソコンは殆どやった事がありませんでしたが、WordやExcelの詳しい機能を学び、PowerPointはココルポートで初めて知りました。そんな自分ですが、入社1年目でパワポで掲示物を作らせてもらい、未だにそれが会社で使われています。本当に自分の財産になっているなと思います。他にもSST(社会生活技能訓練)や人との接し方プログラムも役立っています。学んだのに、会社では毎日呼び出されていましたが、それをやっていなかったら、もっと呼び出される回数は多くなっていたと思います。それから、クッション言葉もココルポートで初めて知りました。今も使っていますし、会社に入って更に磨きがかかったと思います。上司が電話で使っているのを聞いて、自分もマネをして習得したり、毎日が勉強です。この職場で、仕事もそうですが人間的にも、自分はとても勉強になっています。3年目の今でもまだまだ学んでいます。

ココルポートで持てた自己肯定感

ココルポートの事は、就職を目指している障がいのある方皆におススメしたいと思います。それは単にココルポートなら障がいがあっても就職できるよ、というのではなく、ココルポートの良さは「自己肯定感が持てる所」だからです。ココルポートには自分を肯定してくれる人が沢山いました。それで自分に自信が持てるようになったのです。それまでは毎日否定されていました。パワハラもあり、何が正しくて何が間違っているか、全然わかりませんでした。自分で判断できないから、関わる人関わる人、皆と衝突してしまっていました。ココルポートでも職場でも、全てにおいて自分は人に助けられたなと思います。

夢は事務サポートチームのチームリーダーになる事。これは常日頃から目標にしています。将来を約束している彼女に、結婚したら良い暮らしをさせてあげたいので給料を増やしたいのと、良いチームメンバー作りをしたいからです。会社に貢献する気持ちでいるのが大事だと、ココルポートのスタッフから教わったのですが、それを今でも覚えていて大事にしています。会社に貢献するためには、毎日、1日1日が勉強だと思っています。仕事を覚えるのもそうですが、人間力を高めないとチームリーダーにはなれません。人間力って一言では言えないけれど、自分はいかに怒らない人間になれるかだと思うし、感情的にならない事を大切にしています。3年前より減ったけれど、それでもたまに感情的になってしまうのですが、これから5年10年と勤めていく中でそうした事がなくなるように精進したいです。どんな時もエキサイトせず、落ち着いて皆をまとめる人になりたいです。この会社に来ると、皆明るくなり、最初無口だった人が冗談を言う程になるのですが、やはり周りの環境が良く、自己肯定感が出てくるからだと思います。チームメンバーの表情が明るくなった、入社当時と違うなと感じる事があります。だから、障がいがあっても、自己肯定感が持てたら明るい人生が待っていると言いたい。自分がチームリーダーになって、ますますこの会社を明るくしたいです。

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