プログラム紹介『質問力』 | 障がい者就労移行支援のCocorport
お問合せ受付 <フリーダイアル 0120-336-866> 9:00~18:00 日曜定休
TOP

北千住Office ブログ

2023/03/20 北千住Office

プログラム紹介『質問力』

こんにちは✨✨

北千住officeトレーニーです(∩´∀`)∩🎶

日中はコートなしでも出歩けるほど暖かくなってきましたね(; ・`д・´)

しかし、花粉が激しく飛んで花粉症の方には辛い季節です。症状を悪化させないよう気を付けてください🤧💧💧

 本日は、プログラム「質問力」について記載しました✍

最後までお読みいただけると嬉しいです(`・ω・´)☆彡

家庭や職場、あるいは友人等との間で、お互いに信頼でき良好な対人関係を築くためには『コミュニケーション力』が必要です。その『コミュニケーション力』を高めるためには『質問力』が必要であり、一つでも質問のコツを身に付けていただきたいとプログラムの冒頭でお伝えしました😤
先ずは『質問力』を高めることのメリットを考えてみましょう。

【質問力を高めるメリット】
①相手に関心を持っていることを示せる
②相手とスムーズに人間関係を築くことができる
③相手からより多くの情報を収集できる
(⚠️質問の内容・頻度によってはデメリットに繋がってしまうことがあるので注意が必要です。例えば、中身のない質問や、調べれば簡単に分かるような質問を乱発することは避けたほうがよいでしょう。)

会話の中でうまく質問ができるようになると、相手の発言に十分に耳を傾けながら自分が知りたいと思う情報をうまく引き出せるようになり、会話が弾んで、お互いの意思疎通が円滑に進むことが期待できます。では、質問のしかたは具体的にどうすればよいのでしょう?質問のしかたは、大きく二種類に分けることができると思います。以下で具体的にみていきましょう。

【オープンクエスチョン】

「休日は何をしていますか?」
「学生時代に部活は何をやっていましたか?」
「好きなデザートは何ですか?」
「ココルポートではどんなプログラムが好きですか?」

以上のように相手が自由に(オープンに)答えられる質問をオープンクエスチョンと呼びます。自由に答えられる質問とはいえ、時と場合によって向かないことがあります。そこでオープンクエスチョンのメリット(使いやすいケース)、デメリット(使いづらいケース)をトレイニーさんに考えていただきました。

《メリット(使いやすいケース)》

・相手からの情報を細かく知ることができる
・相手の気持ちが伝わりやすい
・話が広がりやすい

《デメリット(使いづらいケース)》

・時間が制限される時には向かない
・打ち解けていない相手には向かない
・答えにくい質問の場合には困る
・相手の興味を引くように答えようとして、プレッシャーを感じる

【クローズドクエスチョン】

「休日はドラマを見ていますか?」
「お菓子は好きですか?」
「朝起きるのはつらいですか?」
「テニスをプレーしたことはありますか?」

以上のように、相手が「はい/いいえ」の二択で答えられる質問をクローズドクエスチョンと呼びます。クローズドクエスチョンのメリット(使いやすいケース)、デメリット(使いづらいケース)をトレイニーさんに考えていただきました。

《メリット(使いやすいケース)》

・「はい/いいえ」の二択なので答えやすく、意思表示しやすい
・短時間でも様々な質問ができる

《不向きなところ(使いづらいケース)》

・話が広がらない
・簡単な回答しか得られず、相手から細かい情報を得にくい
・相手の回答が制限されてしまう
・時と場合により補足説明が必要となり、気を遣う

【二種類の質問を使い分けてみよう】

オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンのそれぞれの効果について理解が深まったところで、早速、二種類の質問を使って、トレイニーさんにフリートークをしていただきました。お題は以下の三つです。各々のお題について、オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンを織り交ぜながら、制限時間1分間のフリートークで、聞く側と答える側の両方を行っていただきました。

①趣味について
②100万円の宝くじに当たった場合の使い道
③好きな歌、よく歌う歌

いずれのトレイニーさんも、相手から情報をうまく引き出そうと質問のしかたを工夫されており、会話が途切れて沈黙に陥ることなく、大いに盛り上がっていました。参加されたトレイニーさんに「質問のしかた、回答のしかたをどのように工夫したか?」をうかがってみました。ご意見・ご感想を一部ご紹介いたします。

・ひとつの話題に突っ込みすぎず、デリケートな質問を避けるよう心掛けた
・クローズドクエスチョンで質問したにも関わらず、相手が話題をつなげて盛り上げてくれた
・回答に埋め込まれた単語に注目し、そこから話題を広げるように工夫した

以上のように、参加された各トレイニーさんはオープンクエスチョンとクローズドクエスチョンをうまく使い分けてフリートークを盛り上げてくださいました。しかし、相手が初対面の方や、まだ十分に打ち解けていない関係である場合にオープンクエスチョンを投げかけることは難しい面があります。そこで、オープンクエスチョンを【拡大質問】と【限定質問】の二種類に分け、時と場合に応じて使い分ける方法が有効になりますので、以下にご紹介いたします。

【拡大質問とは】—-決められた答えがなく、相手が自由に答えられる質問

何を(What)、なぜ(Why)、どのように(How)を訪ねるオープンクエスチョンです。
例えば・・・「どうしてココルポートに通所しようと思ったのですか?」、「子供の頃はどんな子でしたか?」など

【限定質問とは】—-ある程度限られた選択肢の中から、相手が自由に答えられる質問

誰(Who)、いつ(When)、どこで(Where)を尋ねるオープンクエスチョンです。
例えば・・・「その服はいつ買いましたか?」、「誰と一緒に出掛けましたか?」など

初対面の方が相手である場合、最初にクローズドクエスチョンを投げかけると、相手は「はい/いいえ」の二択で回答でき、答えやすいのがメリットです。しかし、クローズドクエスチョンだけでは会話の盛り上がりが期待できません。そこで、限定質問を投げかけると、相手は時間(When)や場所(Where)など選択肢がある程度絞られる中から回答を考えて会話をすることになるため、クローズドクエスチョンと比べて会話の盛り上がりが期待できます。そして徐々に雰囲気が打ち解けてきた段階で拡大質問を投げかけると、相手から細かい情報を引き出すことができ、会話が更に盛り上がるのではないでしょうか。例えば、以下のような質問のしかたがお奨めです。

クローズドクエスチョン「最近暖かくなってきましたよね?」⇒限定質問「最近どこに出かけました?」
⇒拡大質問「そこで何をしていたのですか?」

【ところでこんな会話をしていませんか?】

言うまでもありませんが、会話の際には周囲の状況、相手の立場や心情を配慮して、心地よい言葉のキャッチボールが成り立つようにしなければなりません。貴方は心地よい会話になるよう普段から気を付けていますか?自分から一方的に質問をしていませんか?以下のAさんとBさんのある日の会話を例に考えてみましょう。Bさんの質問のしかたや話の聞き方について、何か気づくことはありませんか?

A:私、旅行をするのが趣味で、特に一人旅が好きなんですよ!
B:へぇ~すごいですね!ご家族や友人とは行かないんですか?
A:あまり行かないですね。とにかく一人旅が好きなんです!
B:そうなんですね。ちなみに旅行以外の趣味って何ですか?
A:そうですね・・・、旅行以外だと・・・

Bさんの質問のしかたや話の聞き方をどう思うか、トレーニーさんにご意見をうかがってみました。

・Bさんは話題のすり替えが多く、話の腰を折っているように感じられる
・Bさんは、Aさんが話したい、聞いてもらいたいと期待していることを聞いていない
・Bさんは自分の聞きたいことを一方的に聞いているだけで、Aさんとの会話が盛り上がっていない
・Bさんは、もっとAさんの立場、気持ちを思いやって質問をしなければならない

貴方も、ついつい自分から一方的に質問をしていませんか?自分が知りたいことを聞くだけではいけません。相手が話したい、聞いてもらいたいと思っていることを読み取って質問し、言葉のキャッチボールが続くように心がけることで会話が弾み、相手と打ち解けることができます😁

【やってはいけない質問!】

対人関係を損なわないために、やってはいけない質問があります。特に以下の二つには気を付けましょう。

⚠️いきなり踏み込んだ質問
⇒相手に警戒心を抱かせたり、「ぶしつけな人だな」と思われる可能性があるため、避けた方がよいでしょう。

⚠️状況を考えない自分本位の質問
⇒相手の状況、周囲の状況を見て判断しましょう

【質問力を鍛える方法】

これまでの説明でうまく質問するためのコツを何となくご理解いただけたことと思います。最後に『質問力』を更に鍛えるコツをお伝えいたします。

  • 質問力が高い人を観察し、まねる

普段のココルポートでの様々な訓練(SST、JST、模擬就労、グループワーク、部署活動など)の中で、質問の仕方が上手だなと思うトレーニーさんやスタッフさんを見つけて様子を観察し、質問の組み立てかた、口調や声のトーンをまねてみてはいかがでしょう。また、テレビに出演して質問力を発揮し、視聴者の支持を得ているニュースキャスターやジャーナリストの様子をまねてみるのも効果的かもしれません。

  • 相手からの質問を振り返ってみる

自分が質問された内容をメモしておいて、「相手はなぜ、このような質問をしたのだろう?」「相手は自分に何を期待したのだろう?」「あのとき、こう答えればもっと相手は自分に興味を持ってくれて、会話が盛り上がったのではないか?」と後から振り返ってみて、自分が質問する側ならどう質問するかを考えてみることも質問力を鍛えるために有効です。余談ですが、このトレーニングを繰り返していると、自分で質問を想定し、効果的な回答を考える力が養われますので、就職活動の面接対策としても効果的です。

③実践で試してみる

質問のしかたを頭で考えてみるだけでは不十分です。普段のココルポートでの様々な訓練(SST、JST、模擬就労、グループワーク、部署活動)の時間はもちろん、休憩時間などちょっとした空き時間の中でも他のトレーニーさんやスタッフさんとコミュニケーションをとって質問の実践練習をしてみましょう。ココルポートに通所している間は失敗を恐れる必要はありません。積極的に様々な質問を試みて、自分なりの効果的な質問のしかたを身に付けましょう。

『質問力』の強化は一朝一夕にはできません。普段のココルポートでの様々な訓練の中で、意識して取り組むことによって、『質問力』、『コミュニケーション力』は強化されることでしょう。このプログラムが少しでも貴方の『質問力』強化の一助となり、家庭や職場で、あるいは友人等との間での『コミュニケーション力』が高められ、良好な対人関係を築くことにつながることを期待しています。🙇🙇🙇

最後までお読みいただきありがとうございました。参考になれば幸いです。

北千住Officeでは安定的に就職者を輩出しております!

あなたも、Cocorport北千住Officeとの出会いをきっかけに、就職に向けて一緒に進んでいきませんか?

Cocorport北千住Officeでは、十分な感染対策を行ったうえで、様々なプログラムを開催しております。 ご興味をお持ちいただいた方は、 お気軽に下記よりお問合せください✨✨ 

資料請求・見学お問い合わせ受付中!!

Cocorportでは就職に向けた情報提供や模擬面接など就職活動系のプログラムの他に、 お一人お一人の就労に向けた必要な準備をしていただくために、様々なプログラムを行っています。 少しでもCocorportに興味のある方は、いつでもお気軽にお問合せください。

インターネットからお申込みの方は→https://www.cocorport.co.jp/contact/inspect/

お電話でお申し込みの方は→03-5284-8927(受付時間 月~土 9:00~18:00)

メールでお申し込みの方は→kitasenju-staff@cocorport.co.jp

マスク着用、換気、消毒、ソーシャルディスタンスの遵守など 密にならないよう感染対策を十分に行っています。ご興味がある方、安心してお越しください。

 

就労移行支援事業所 Cocorport 北千住Office

北千住Office
  • TEL 03-5284-8927
    FAX 03-5284-8928
    (受付時間 月~土 9:00~18:00)
お電話はこちら
0120-336-866
※お電話受付時間 9:00~18:00(日曜定休)
お気軽にお問合せください!
資料請求も見学もすべて無料でご利用いただけます。
お気軽にお問合せください!