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北千住Office ブログ

2023/04/12 北千住Office

プログラム紹介『就活講座 企業が求める人材像』

こんにちは✨✨

北千住officeトレーニーです(∩´∀`)∩🎶

WBC侍ジャパン日本代表が世界一に輝き、日本中が大いに沸いていますね(; ・`д・´)
今後は代表選手が各チームに戻り、メジャーリーグと日本プロ野球が開幕します。だいぶ暖かくなってきたので、運動するには最適な季節ですね。皆さんも外出して体を動かす習慣を作ってみてはいかがでしょう😁

本日は、プログラム『就活講座 企業が求める人材像』について記載しました✍

最後までお読みいただけると嬉しいです(`・ω・´)☆彡

皆さんは就職活動を行うにあたって、『企業がどのような人材を求めているのか』を考えたことはありますか?実際に就職活動に取り組んでいる方は、企業研究を進め、志望動機を作成し、面接対策を立案する中で必然的に『自身と志望する企業とのマッチング』を考えておられることでしょう。
一方、就職活動の準備段階の方にとっても、企業が求める人材像を知ることは今後の就職活動を進めて自分に合う職場を見つけるのに大いに役立ちます。
今回のプログラムは、一般的に企業が採用活動を行う際に、どのような人材を希望しているのか、人事担当者の声を紹介するものです。そして『求める人材』にマッチする人材となるために、どのような準備や訓練を積んで、どのように就職活動に役立てていくかを考えることが目的であるとプログラムの冒頭でお伝えしました😤

【企業が求める人材とは?】

企業が求める人材像は、主に下記の五つの要素から構成されると考えられています。
・業務スキルや資格
・ビジネススキルやマナー
・体調面
・人柄やコミュニケーション力
・働く意欲や熱意

先ずは、企業で障がい者雇用を行なう人事担当者の立場になって、上記の五つの要素に優先順位をつけて、その順位をつけた理由を考えるワークをトレイニーさんに行っていただきました。大多数のトレーニーさんは人事担当者の考え方を読み取って、以下のように優先順位を予想してくださいました。

①働く意欲や熱意(就労や作業意欲、働く目的や動機)
②人柄やコミュニケーション力(一緒に働きたいと思える人であること、コミュニケーション能力)
③体調面(障がいの安定度、ストレス対処力)
④ビジネススキルやマナー(言葉遣い、報連相、パソコンスキルや電話、来客応対など)
⑤業務スキルや資格(業務ごとの専門性や資格)

何故この順位を予想したか、トレーニーさんのご意見を一部ご紹介いたします。

①働く意欲や熱意(就労や作業意欲、働く目的や動機)
→ その企業で働きたいという本気度、志望動機そのものであり、最優先と考えられるため
②人柄やコミュニケーション力(一緒に働きたいと思える人であること、コミュニケーション能力)
→ 社風に合うかどうか、職場にとけこめる人かどうか、その人の魅力を含めて見極めたいため
③体調面(障がいの安定度、ストレス対処力)
→ 休まず、かつ無理なく長く働ける人かどうかを見極めたいため
④ビジネススキルやマナー(言葉遣い、報連相、パソコンスキルや電話、来客応対など)
→ 最低限のレベルを備えていれば、企業のやり方に合わせて後から自然に身に付くと考えられるため
⑤業務スキルや資格(業務ごとの専門性や資格)
→ 入社後の教育・訓練、本人の努力でレベルアップ可能と考えられるため

各トレーニーさんは、普段から就労までのロードマップを意識して計画的に訓練を積み重ねている成果もあり、人事担当者の目線で『求める人材』の優先順位を考え、その理由を答えることができたものと思われます😁

【求める人材像の順位付けの理由】

企業で障がい者雇用を行なう人事担当者は、何故上記のような順位付けを考えているのでしょうか?職種によっても企業側の目線は異なりますが、実際に人事担当者の声を聞いてみましょう。

・志望動機が明確ではない方が多くいらっしゃいます。面接で志望動機を伺うと、一般事務を希望しているので応募しましたという答えが返ってくることが多いです。そうであればうちの会社でなくてもいいのではないかなと思ってしまいます。うちの会社をよく知ったうえで、入社後何がしたいのかを話してもらえると良いですね。

・店舗を日々利用し、馴染みもあり貢献したいと言って応募される方がいらっしゃいます。会社としてそれはもちろん大切だと思いますが、具体的に入社後どのような部分で貢献出来るのかが伝わってこないことがあり、お客様としてご利用くださるのがよいかと思ってしまいます。

・障がい者求人の場合は障がいについて必ず質問します。正直詳しくないこともありますので。ただ、それだけではなく、配慮すれば頑張ってもらえる方だ、うちの会社に入りたいという熱意を伝えられる人でなければ採用しません。

・業務スキルや資格を重視していない訳ではありません。その方のスキルはしっかりと確認させて頂きます。しかし、その前に一緒に働きたいと思える人か、協調性を持って頑張れる方か、体調面は安定しているのかどうかは採用する際には大前提になると思います。

・過去の経験を活かせることは素晴らしいことだと思います。ただ、会社によってやり方は違いますから、そのまま使えるということはないと思います。資格も勉強した知識を業務に活かせないと意味がありませんよね?大切なのは、入社後会社の求める結果を仕組みの中で発揮することが出来るかどうかなのです。

・コミュニケーション能力は、誰とでも上手く話して下さいということではありません。障がい特性上配慮しなければいけない方もおられますので。大切なのは上手く話すことではなく、分からないことや困った時に相談するなどの報・連・相が最低限出来るかどうかなのです。

【一緒に働きたいと思う人とは?】

これまでの分析から、意欲・熱意・志望動機と並んで、協調性やコミュニケーション能力が非常に重視されており、『一緒に働きたいと思う人か?』が重要なポイントであることが分かりました。そこで、『一緒に働きたいと思う人』は、どんな人かを考えてみました。トレーニーさんから出されたご意見を以下にご紹介いたします。

・愛想がよい人
・元気がいい人
・挨拶、返事のできる人
・報連相の出来る人
・謙虚な人

高度な技能や経験ではなく、社会常識・マナー・人柄の面を重視する意見が大勢を占めたところが興味深いところです。特に普段ココルポートでの訓練の中で習慣づけることのできる挨拶・返事・報連相等は、企業側も非常に重視しているので、継続して身に付けて、『一緒に働きたいと思う人』に近づくことができるよう心掛けていきましょう😏✨✨

【就職活動でよくある失敗例】

就職活動において、『企業が求める人材像』への方向性を誤ったり、見失ったりして失敗することがよくあります。以下に典型的な四つの失敗例を紹介します。各々の失敗例に対して、どのようにして軌道修正すればよいか対策案をトレーニーさんに考えていただきましたので併せてご紹介いたします。

(失敗例1)給与や職種ばかりに目がいってしまい、応募した企業の面接で、その企業を選んだ理由を答えることが出来なかった・・・。
(対策案)
・応募書類に記載した志望動機から核となる部分を抽出し、1分程度で回答できる志望動機に練り直す。
・その企業を選んだ理由・志望動機を自然に答えられるようになるまで何度も紙に書いてみる。

(失敗例2)資格を取ることに必死になり、何を目指し、将来何がしたいのか、何の職種を選べばいいのか分からなくなってしまった・・・。
(対策案)
・将来やりたいこと、なりたい姿を明確にして目指すべきゴールを定め、個別支援計画に盛り込むなどして、常に意識する。その上で必要な資格取得に注力する。
・スタッフとの面談を納得ゆくまで行う。ハローワークにも相談に行く。その上で必要な資格取得に取り組む。

(失敗例3) 自分を良く見せようと、自己主張しすぎてしまい、協調性やコミュニケーション能力に疑念を与えてしまった・・・。
(対策案)
・このような背伸びは長続きしないので、七割程度の力加減で取り組み、自分らしさを出すよう心掛ける。
・日頃のプログラムや様々な訓練で、発言や行動を抑える日を意識的に設けてみる。

(失敗例4)志望動機が思いつかず、ありきたりなもので何社も受けた結果、書類選考で落ちてしまい、応募企業が減ってしまった・・・。
(対策案)
・企業理念、事業内容、競合他社と比較した結果等を勘案し、志望動機を説明する。
・入社したら携わってみたい商品、サービス等を具体的に挙げて志望動機を説明する。
・入社したら何をしたい・どうなりたい(Will)、自分のできること(Can)、企業が求める条件(Must)の重なりが大きくなるよう意識し、自分の熱い思いを込めて応募企業にラブレターを送るつもりで志望動機を書く。

就職活動は、なかなか自分が思う通りには進まないものです。自分の希望する業界、職種、業務内容、待遇等を明確にすることはとても重要ですが、視点を変えて『企業が求める人材像』を意識し、現在の自分のレベルとのギャップを評価することも重要ではないでしょうか。スタッフとの面談や、ハローワークとの相談の機会をうまく利用して『企業が求める人物像』に近づくよう工夫を積み重ねることで、上記のような失敗は減らすことができるものと思われます。

【企業が求める人材像に近づくための訓練・取り組みは何か】

前述の『企業が求める人材像』①~⑤に近づくためには、どのような訓練・取り組みを行えばよいのでしょう?各トレーニーさんに必要な訓練・取り組みを個人ワークで考えて書き出していただき、その内容をグループワークで共有してまとめて発表していただきましたので、以下にご紹介いたします。

①働く意欲や熱意(就労や作業意欲、働く目的や動機)
→ (必要な訓練・取り組み)
・企業研究を進めて、働く自分をイメージする
・自己分析で自分のWill、Canを明確にする
・週間目標振り返り等でスタッフと面談(PDCA管理、小さな成功体験の積み重ね)
・ハローワークへ相談(求人動向の把握、職業相談)
・企業見学会・説明会への参加(就業意欲の喚起、自分の興味・適正を模索)

②人柄やコミュニケーション力(一緒に働きたいと思える人であること、コミュニケーション能力)
→(必要な訓練・取り組み)
・SST(社会生活技能トレーニング)やJST(職場対人技能トレーニング)に参加し、ロールプレイに取り組む
・グループワークのプログラムに参加する
・余暇プログラムに参加し、様々なトレーニーさんやスタッフと積極的にコミュニケーションをとる
・模擬就労に参加し、他のトレーニーさんとコミュニケーションし、報連相を練習する

③体調面(障がいの安定度、ストレス対処力)
→(必要な訓練・取り組み)
・休まず予定通りに通所する
・健康管理系プログラムへの参加(自律神経と整えよう、服薬管理、生活リズム管理など)
・体力づくり系プログラムへの参加(ダンススクール、ウォーキングなど)
・体調管理シートやセルフケアシートを用いて体調を記録し、毎日スタッフに報告
・決まったルーティーンで行動するよう習慣づける

④ビジネススキルやマナー(言葉遣い、報連相、パソコンスキルや電話、来客応対など)
→(必要な訓練・取り組み)
・日々の挨拶
・ビジネスマナー系のプログラムへの参加
・SST(社会生活技能トレーニング)やJST(職場対人技能トレーニング)に参加し、ロールプレイに取り組む
・コミュニケーション系のプログラム全般への参加
・模擬就労に参加し、報連相を練習する
・部署活動に参加し、様々な業務の進め方を考え、他のトレーニーさんとの協調性を養う
・企業実習に参加し、ココルポートでの訓練の成果を実践して、自身の強みと弱みを知る

⑤業務スキルや資格(業務ごとの専門性や資格)
→(必要な訓練・取り組み)
・PC講座に参加し、Microsoft Office (Word, Excel, PowerPoint) の基本的な操作方法を学ぶ
・部署活動に参加し、様々な業務の進め方を考え、他のトレーニーさんとの協調性を養う
・EGラーニングに取り組み、プログラミング、アドビ、外国語、その他の様々なビジネス知識を習得する
・個別訓練を行い、就労に必要な知識・スキル、資格取得のための学習を進める

以上、挙げていただいた訓練・取り組みはとても有効な提案ですね。但しどんな訓練・取り組みをどんな優先順位で進めるかはひとりひとり異なります。自分の希望する業界、職種、業務内容を明確にして、自己理解と障がい理解を進めた上で、どのような訓練・取り組みを進めるべきかを立案して実行し、定期的にフィードバックを行って達成度を評価することが重要と思われます。こうして、小さな成功体験を積み重ねていくことで自己肯定感が生まれ、就職活動に自信をもって臨むことができるようになることでしょう😏✨✨

【まとめ】

みなさん企業が求める人物像について理解を深められたでしょうか?
企業がどういう視点で採用活動を行っているかを知ることで、訓練内容を工夫することができ、必要な準備をしてから就職活動に臨むことが出来ます。
まだ就職活動を行っていない方も、常に企業側の視点をもって訓練することで、より効果的な訓練につながります。
自分のやりたいことを考えるだけではなく、どのような人材が求められているのかという視点も忘れないようにしていきましょう🙇🙇🙇

最後までお読みいただきありがとうございました。参考になれば幸いです。

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