名古屋駅Office ブログ

こんにちは！Cocorport 名古屋駅Officeのスタッフです！
朝は少しずつ秋の空気を感じられるようになりましたが、まだまだ残暑が厳しそうですね…🐬

今回のブログでは先日実施したプログラム「JST～確認する～」についてご紹介させていただきます。

JST＝Job related Skills Trainingは、日本語では「職場対人技能訓練」といいます。
職業生活を円滑に送るためには、上司や同僚とのコミュニケーションが大事な要素の一つになります。
これから職場を目指す方のために、自分の気持ちや考えを職場の上司や同僚にうまく伝えられるようになることを目的として、JSTを行います。

JSTは、このようなステップを踏んでいくと有効と言われています。
①なぜそのスキルが必要なのかを知る
②自分は今どの程度できているのかを知る
③自分の目標を決める
④実際の場面を想定して実践練習していく

仕事は指示から始まります。指示をきちんと受けられれば、仕事を効率よく進めることができます。
指示が理解できないと、不安なまま作業を行うことになり、思わぬミスを招く可能性があるかもしれません。
そのため、指示を受けたときは、必ず指示内容を確認する必要があります。
確認をきちんと行うと、あなた自身が不安なく作業を進めることができるとともに、作業でのミスが少なくなります。
確認は、報告・質問と合わせて、職場で作業を行う上で、基本的なコミュニケーションの一つであり、職場の生産性やチームワークを高める重要なものです。
今回は、この確認の方法を考えてみましょう。 

指示を受け内容を確認する方法としては、以下の４つがポイントになります。
・呼ばれたらまず「はい」と返事をする。
・話は途中でさえぎらず、一通り最後まで聞くこと。
・指示の内容を正確に復唱して確認すること。
・５W１H（いつ、どこで、だれが、何を、なぜ、どのように）を参考に具体的に確認すること

上記に加えて
・複雑な用件は間違えないように必ずメモをとる。
　（必要に応じて、メモをとっていいか確認する）
・疑問点や不明点は積極的に確認する。
こちらのポイントを押さえていただけると尚良いでしょう！

プログラムではスタッフによるロールプレイを行い、悪い例と良い例を比較することでポイントの重要性を体感していただきました。

場面設定：上司から必要な物品の注文を頼まれる

〈悪い例〉

上司「○○さん、今日の15時までにリングファイル5冊を注文してもらえますか？」

○○「(話を遮るように)はい、わかりました。」
　　（あれ、注文内容は何だったかな…忘れてしまったな…困ったぞ…）

みなさんはどのようなことをお気付きになりましたでしょうか？

プログラムで行われた意見交換では、

・話を遮っており上司からすると不安を感じるような態度で悪い印象を与えかねない。
・内容を覚えられていないので注文することができず、業務に支障をきたす。

といった意見が挙げられました。

〈良い例〉

上司「○○さん、今日の15時までにリングファイル5冊を注文してもらえますか？」

○○「今日の15時までにリングファイル5冊を注文すればよろしいんですね。承知しました。」

上司「急ぎで申し訳ないけど、よろしくお願いします。」

いかがでしょうか？
先程とだいぶ印象が変わったと思います。

プログラムで行われた意見交換では、

・正しく復唱し内容を確認することができていた。
・上司も安心して仕事が任せられると思う。

といった意見が挙げられました。

ここまで整理したポイント、スタッフによるロールプレイや出された意見を踏まえ、参加者の方々にも実際にロールプレイを行っていただきました。

以下、参加された方の感想となっております。

・5W1Hを参考にするなど具体的な確認の仕方を知ることができて良かった。
・働いていた当時も似たような場面で困ったことがあり、指示を受けた内容を確認する大事さが改めてわかった。
・複雑な指示を覚えることが苦手なので、今日のポイントを押さえ練習したいと思った。

現在も除菌、換気、空気清浄等、感染防止対策を徹底しながら見学や下記のプログラムへの体験を受け付けております！
気になった方はぜひ問い合わせフォームまたはお電話でご連絡ください。

スタッフ一同、心よりお待ちしております！

就労移行支援事業所 Cocorport 名古屋駅Office