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てんかんの方の仕事に関する悩み、就職について相談できる機関を解説

てんかん 仕事

てんかんの方は、仕事に関する悩みをお持ちの方が多いのではないでしょうか。

ここでは、てんかんの方の就労、おすすめの仕事、サポートをしてくれる機関について解説していきます。少しでも仕事の悩みが軽くなるよう、ぜひ参考にしてください。

てんかんとは?

脳の慢性的な病気で、突然意識を失う、けいれんを起こすなどのてんかん発作が特徴です。

日本神経学会のガイドラインでは、以下のように説明されています。

てんかんとは、てんかん性発作を引き起こす持続性素因を特徴とする脳の障害である。すなわち、慢性の脳の病気で、大脳の神経細胞が過剰に興奮するために、脳の発作性の症状が反復性に起こる。発作は突然に起こり、普通とは異なる身体症状や意識、運動および感覚の変化などが生じる。明らかなけいれんがあればてんかんの可能性は高い。

引用:てんかん診療ガイドライン2018

てんかんを原因から分類すると、症候性てんかん(脳に明らかな原因があるもの)と、特発性てんかん(原因が不明のもの、近年は「素因性」てんかんともよばれます)に分けられます。さらに症状から、部分てんかん(脳の一部分から発作がおこり周囲に広がっていくもの)と全般てんかん(脳の広い部分で一気に発作が起こるもの)に分けられます。

これらの原因と症状をあてはめたのが、以下の4つの分類です。この4つ以外に分類不能なものもあります。

特発性部分てんかん

ローランドてんかん など

症候性部分てんかん

側頭葉てんかん、前頭葉てんかん、頭頂葉てんかん、後頭葉てんかん など

特発性全般てんかん

小児欠神てんかん、若年性ミオクロニーてんかん など

症候性全般てんかん

ウエスト症候群、レノックス・ガストー症候群 など

てんかんの方が仕事を探すときに気をつけること

てんかんの方が仕事を探すときや就職するときの考慮するべきポイント、心がまえなどについてまとめます。

日常生活を自己管理できているかどうか振り返る

てんかんに限らず仕事をする際には、自分の日常生活が支障なく送れていることが大切な条件です。食事、睡眠、スケジュール、お金の管理などが自分で行えているか、振り返ってみてください。こういった基本的なことができた上で、てんかんのコントロールに大切な受診や服薬などを管理していくことになります。

もし、病状などの理由でこれらが自分で行えない場合は、家族などの力を借りることもひとつの手でしょう。

自分のてんかんの状況を把握する

仕事に影響する可能性があることについて、把握しておくことが大切です。具体的には、以下のことを把握しておきましょう。

  • ・発作はどのくらいの頻度で起こっているか
  • ・最後に発作が起こったのはいつか
  • ・発作が起こった時の症状(意識はあるか、けいれんはあるか、など)
  • ・発作を起こしやすくなる条件はあるか(時間帯、睡眠不足など)
  • ・発作が起こった時の対処方法や連絡先など

その上で、できる仕事を検討する

てんかんがあるからといって、仕事をあきらめることはありません。自分の体調や状況に合わせてできる仕事を検討することは、誰もが社会に出る際に行うことであり特別なことではないのです。

てんかんは、たとえば注意欠如多動症(注意欠陥多動性障がい;ADHD)、限局性学習症(学習障がい)などの合併がみられるケースもありますし、全くみられないケースもあります。症状や合併症の程度も様々です。

てんかんだから、とひとくくりで考えずに、自分の状況からどのような仕事なら無理なくできそうか検討しましょう。

就職する時、てんかんであることは言わないといけないか

てんかんであることを、就職の際に伝える義務はありません。てんかんであることを伝えて就職する「オープン就労」と、伝えずに就労する「クローズ就労」があります。

オープン就労

オープン就労をするメリット・デメリットについて解説していきます。

オープン就労をするメリット

オープン就労をする主なメリットは下記の4つです。

  • ・周囲からの理解が得られやすい
  • ・業務内容を配慮してもらいやすい
  • ・通院や服薬がしやすくなる
  • ・障がい者雇用枠などが利用できることがある(障がい者手帳を持っている場合)

オープン就労をするデメリット

オープン就労をする主なデメリットは下記の2つです。

  • ・選択できる求人が少ない
  • ・賃金が低い傾向がある

クローズ就労

クローズ就労をするメリット・デメリットについて解説していきます。

クローズ就労をするメリット

クローズ就労をする主なメリットは下記の2つです。

  • ・求人の幅が広くなる
  • ・賃金が高い傾向がある

クローズ就労をするデメリット

クローズ就労をする主なデメリットは下記の3つです。

  • ・業務内容の配慮は期待できない
  • ・通院や服薬がしにくい可能性がある
  • ・発作が起こってしまった場合の対処に不安を抱える

就労の際にてんかんであることを伝えるかどうかは、これらのメリット・デメリットを考慮して決めることになります。どちらが良いとは一概には言えませんが、オープン就労の方が働きやすく、離職しにくいという傾向にはあるでしょう。

また、クローズ就労の場合でも「積極的に告知しない」ことは問題ありませんが、面接で持病について尋ねられた際に事実と異なる説明をすることは問題になる場合があります。

自分で決めるのが難しい場合は、まずは主治医や家族と相談してみましょう。就労移行支援事業所などでも相談することができます。

てんかんの方におすすめの仕事と制限のある仕事

過度のストレスや睡眠不足など、心身への負担は発作につながる可能性があるため、体調に影響しにくい仕事がおすすめです。制限のある仕事についても解説します。

おすすめの仕事はある?

てんかんの方におすすめの仕事は下記の通りです。自分のペースで仕事ができ、座って仕事ができる仕事が多いのが特徴です。ただし、事務仕事でもパソコンのディスプレイの光刺激がよくない場合もあります(その際は、ディスプレイのフィルターを使うなどの工夫が効果的です)。

  • ・デザイン、プログラミング、ネットショップ経営など自分のペースでできる仕事
  • ・データ入力や文書作成など、パソコンを使ったデスクワーク
  • ・電話受付、コールセンターなど座って対応できる仕事

制限のある仕事は?

法律で制限されている仕事は、航空機乗務や船員などですが、多くはありません。運転免許も、病状が落ち着いていれば(たとえば、過去2年以上にわたって運転に支障をきたすような発作が起こっていない場合など)取得は可能です。
ただし、発作の起こるおそれが続いている場合には、以下のような仕事は避けた方が良いかもしれません。

  • ・運転が必要な仕事
  • ・高所や落下の危険のある場所での作業
  • ・危険を伴う機械操作
  • ・夜勤のある交替勤務
  • ・一人で行う作業のある仕事
  • ・火や刃物などを扱う仕事(調理など)
  • ・水に入る仕事

てんかんの方が仕事を探す際の相談先

てんかんの方が仕事を探す際に利用できる主な相談先は下記の3つです。

  • ・ハローワーク
  • ・障がい者就業・生活支援センター
  • ・就労移行支援事業所

それぞれ詳しく解説します。

ハローワーク

就職や転職を目指す人々に対し職業紹介や求職相談、雇用保険の手続きといった支援を行っている機関になります。

また障がいのある方の就労を支援する窓口「専門援助部門」があり、就職に関する相談やカウンセリングの実施のほか、障がいや疾患のある人を対象にした求人の紹介などをおこなっています。

障がい者就業・生活支援センター

障がいのある方の暮らしや仕事についての総合的な支援を行っており、就職に関することや職場では話しづらい仕事上の悩み、健康問題などについて相談することができます。

就労移行支援事業所

障害者総合支援法に基づいて障がいのある方の社会参加をサポートするための福祉サービスです。

障がいのある方が一般企業への就労を目指すために「職業訓練の提供」と「就職活動の支援」によってサポートをしています。

てんかんの方の仕事に関する悩みはココルポートへ

てんかんの方の仕事に関する情報をまとめてきました。てんかんは、症状や程度が様々であり、ひとりひとりに合った働き方があります。

てんかんに関する理解も以前より進み、社会的な支援制度も豊富になってきています。とはいえ、支援制度を利用するにあたってまずはどうすればいいのか、迷われることもあるでしょう。

てんかんの症状による仕事のお悩みは、就労支援のココルポートにぜひご相談ください。ココルポートは、お一人おひとりに合わせた「個別支援」のサービスを提供するとともに、ご利用者様が継続的に就労できるようサポートいたします。

まずは「ココルポートの見学・相談」から気軽にお問い合わせください。

※ココルポートの実績
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西原 浩司(にしはら こうじ)

医学博士(慶応義塾大学)、精神科専門医・指導医、認定産業医

長崎大学病院精神科神経科助教、日本学術振興会特別研究員、慶応義塾大学医学部助教(生物学教室)を経て、現在は沖縄県の天久台病院を中心に精神科診療に従事。
その傍ら、慶応義塾大学医学部訪問研究員としてiPS細胞をもちいた精神疾患の基礎研究を行っている。また複数大手企業の産業医として漢方や鍼灸、栄養学的な情報「心とカラダの予防医学」を目指して活動中。

こんなお困りありませんか?

以下はよくご相談いただく課題やお悩みの例になります。
ご自身にあてはまる課題やお悩みをクリックするとご提案の例が表示されますのでぜひご参考にしていただければと思います。
チャレンジすることに不安があるかもしれませんが、Cocorportは「失敗できる場」なので、ぜひいろいろなことにチャレンジしていただければと思います。

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