新松戸駅前Office ブログ

この10か月を振り返って

私がココルポートに通所するきっかけになったのは、主治医の先生の勧めがあったからでした。通院前の私はすべての事ができない。 （やる気が起きない・やる意味を見出せない）

いわゆるひきこもり状態が13年間続いており、電話も掛けることが出来ないような状態でした。主治医の先生はとにかく家にひきこもる生活を改善させるべく「どこでもいいので外に出かけましょう」とアドバイスしてくださり、 『デイサービス』・『就労移行支援施設』を勧めていただいたのですが、後者がココルポートでした。

通所することを決めてから、自分なりに以下の目標を立てていました。

①遅刻欠席を絶対にしない。

②現在何ができて、何ができないのか把握する。

③できないことはできるようになるまで努力する。

④病気の症状をコントロールする。

実際訓練を行ってみて、相当のブランクにも関わらずPCスキルはそれほど錆びついていない事が理解できました。

（実際最後に触ったWindowsのバージョンはXP最終版で、アプリケーションもWord、PowerPointは訓練で初めて触ったに等しいにもかかわらず、それなりに使用することができました。）

その他のプログラムも、バラエティーに富んでおります。

例えば電話応対のプログラムに何度が参加することで電話が掛けられるようになり、対人コミュニケーション系のプログラムでは非常に苦手だった相手の顔を見て話すという一見当たり前の行為も、目標として自分で強いることで改善されていきました。

スタッフの方々も、まじめな中にもユーモアを交えて、皆さんの病状が悪化するようなストレスをかけない対応などの配慮がされていたと思います。

なにより！改善されたのが、生活リズムの安定です。

主治医の先生も最大目標に揚げていらっしゃった「とにかく外にでる」ことと、私が揚げた「遅刻欠席をしない」の結果として毎日外に出る習慣がついたことで、再就職活動に向かっていけるという大前提が整った気がしました。

私は比較的自分を追い込む方向でスケジュールを組んだのですが、自分なりのペースで十分だと思います。

できること・できないことの仕分けと、できないことの克服を念頭に置き、あらゆるプログラムに参加するうちに、徐々に自身がつきました。 顔なじみも増えてきたことで、模擬就労やグループワークでもリーダーをまかされることが多くなり、最終的には新松戸office独自の取り組みであるoffice内部署『衛生部　部長』にもしていただきました。

ちょうど10か月という期間ではありましたが、私の中では充実した毎日を過ごすことができたと思っています。

現在就職活動中の皆さんも、これから就職活動をおこなう皆さんも、私のようなものですら再就職することができたのだという事実を糧に、ご自分の目標を達成されることをお祈りいたします。

就労移行支援事業所 Cocorport 新松戸駅前Office